「なんか良い」と「ちゃんとしている」

世の中の多くのものが、この2つの価値のバランスによって成り立っています。それは、「なんか良い」と感じる情緒的な魅力と、「ちゃんとしている」と感じる機能的な信頼感です。私たちはこの2つを意識しながら、日々デザインやアイデアを形にしています。

「なんか良い」とは何か?
「なんか良い」というのは、説明できないけれど心が惹かれる瞬間のこと。例えば、美しい写真や動画を見たとき、おしゃれなアイテムを手に取ったとき、そこには説明以上の感覚的な価値があります。私たちが手掛けるデザインでは、この「なんか良い」を感じてもらえる瞬間を大切にしています。それは素材や色彩、形状といった「マテリアル」の細部に込められています。

「ちゃんとしている」とは何か?
一方で、「ちゃんとしている」というのは、見た目の魅力だけでなく、それを裏付ける信頼感や背景のしっかりとしたロジックのことです。例えば、デザインの意図を説明する文章や資料、製品に込めた物語など。これらがしっかりしていないと、「なんか良い」と感じた瞬間も薄れてしまいます。私たちは文章や資料制作、背景の深掘りにこだわることで、「ちゃんとしている」価値を伝えています。

両者のバランスが生む価値
「なんか良い」と「ちゃんとしている」のどちらか一方だけでは、本当に人の心を動かすことは難しい。おしゃれなだけで内容がないものや、実用的でも無機質なものには、人々は長く惹きつけられません。私たちはこの2つの価値を絶妙に組み合わせることで、ただのデザイン以上の「体験」を届けたいと考えています。

例えば、観葉植物を販売する場合、「なんか良い」と感じる植物の見た目や鉢のデザインを考えるだけでなく、その植物が育った背景や物語を伝えることで、「ちゃんとしている」価値を補完します。その結果、お客様が「これを選んでよかった」と思えるデザインやアイテムが完成します。

あなたの日常に「なんか良い」を
日々の中で、なんとなく心が惹かれる瞬間をもっと大切にしてほしい。そしてその背景にある「ちゃんとしている」を知ることで、その瞬間はさらに特別なものになります。私たちPicoLensは、その両方を形にすることで、暮らしの中に新しい発見や豊かさを届けたいと願っています。

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